MIDNIGHT HERO

デラシネのブログ。明日へむかって。

令和のヒット曲「うっせいわ」にみる心のありか。

Children

3ヶ月ぶりのブログです。

コロナな日常は相変わらずの、この国ですね。

 

久々、ブログを書きたくなったのは、この曲のせいです。

うっせいわ Ado 

うっせぇわ

うっせぇわ

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この圧倒的な自己肯定感、何でしょう?

メッセージとも違う、自我の防衛本能が見えますね。

 

一見、尾崎豊っぽい大人社会へのアンチテーゼの顔してますけど、決して表立った行動には出ませんね。

校舎の窓ガラスを割って回ることも、バイクを盗むこともしない。

世間からドロップアウトするわけでもなく、はみ出すことはしない。

  

優等生なんですよ。

そう教えこまれ、信じこんで、遅すぎる反抗期を迎えたのですね。

自分は天才、凡庸な奴とは違うと断言するが、それは自信の無さの裏返しでもある。

心のヤイバは、内攻するばかり。

コロナ不況が暴れ回る時代に、ホンネは閉ざすしかないですよ。

 

言っちゃえば、社会人失格、人間失格。

吐き出す場所は、親や友人、恋人でもなく、同僚や上司なんてとんでも無い。

それが、ネットの裏垢になり、模範人間のダークサイドとなって、心の出口を探す。

そして、ネット上の言葉の暴力が弱者への匿名攻撃となって、炎上を生む。

 

いじめも、同じ構造なんじゃないでしょうか?

表面上は、優等生。

その裏側では、ターゲットを探す狩人。

彼らは必ず群れをなす。

不特定多数による弱者への攻撃は、匿名と同じでしょう。


歌は世につれ。

この曲くらい、今の社会を映し出した鏡はないでしょう。

 

うっせぇわ

うっせぇわ

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うっせぇわ (Giga Remix)

決して、メッセージソングではない。

いろんな人がこの曲について語ってます。

しかし、繰り返しますが、どうみても、これはメッセージソングではないですよ。


大人や社会の規範に毒を吐く、これは青春期通有の心理で、歌詞の一部に共感できるという若者は、当然ながら大勢いるはず。

しかし、この曲の毒は、毒のための毒、ケチをつけるためのケチ。

 

他者を否定することにより、自分の存在価値を肯定しようとする、いわば破壊衝動。

そこには、夢も、希望も、ありゃしない。

 

青春とは、そんな安っぽいアダ花とは異なるもの。

明日への夢があるから、それと真逆の社会の規範に抵抗する。

望むもの、願うものがあるから、叛逆する。

輝けるもの、真実と呼べるものへの希求があるからこその、プロテストなんですよ。

 

私はこの曲にケチをつけているんじゃないのです。

むしろ、社会を映し出すカルチャーとして、真っ当と言えるでしょう。

経済も社会もコロナで打撃を受け、ストレスフルにならない方がどうかしている。

 

しかし、問題はそれだけでは無い。

コロナ禍は、ある意味で人災の側面もある。

おっしゃるとおりの、みっともなく、くだらない世の中だ。

 

私は、このような鏡を生み出した社会を、恥ずべき事だと思っている。

こんなお粗末な社会を作った、大人たちの一人として、責任を感じる。

 

子供たちが「うっせいわ」と歌うのを聴くと、人の世が、生きることそのものが、うざく、くだらないものだと言われているような気がする。

 

この歌をニヤけてカラオケで歌うんじゃねえよ、いい年のおまえら❗️

 

 

よーく、尾崎豊の「卒業」と比べてみてください。

どこがどう違うか、感じてみてください。

これが、私のメッセージです。

卒業  尾崎豊

卒業

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卒業

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  • 発売日: 2013/11/27
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