MIDNIGHT HERO

Deracine's blog. Music, movies, reading and daily shit.

ろくでなしの歌。

Deals in doorways.  

こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。

本日は、ろくでなしの歌と題してお送りします。

 

それでは1曲目。 

ろくなもんじゃねぇ        長渕剛

ろくなもんじゃねえ / 長渕剛の歌詞

ろくなもんじゃねぇ

ろくなもんじゃねぇ

  • 長渕 剛
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
LICENSE (24bit リマスタリングシリーズ)

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ついにというか、もう出ないとあきらめていたTBS の長渕剛主演ドラマ「とんぼ」が、来週、Blu-ray・DVD でリリースされる。

これは来年の主演映画のプロモーションを兼ねて、という意味合いだろうが、それにしてもこれは私的にはビッグニュース。

 

私がリアルタイムで観たのは、第1話だけだった。

これを機会に、この伝説のドラマを一度は観てみたいと思っている。

 

 長渕剛のTBS ドラマでは、なんと言っても初主演作「家族ゲーム」と第3作「親子ゲーム」が懐かしい。

ヤクザ役の長渕よりも、瘦せぎすでスケベなあんちゃん役の長渕の方が、私は好きだ。

「親子ゲーム」は妻となる志穂美悦子と初共演した作品であり、これも是非もう一度観てみたい。

とんぼ [DVD]

とんぼ [DVD]

さて、今回は「ろくでなし」がキーワード。

長渕剛の「ろくなもんじゃねぇ」は、どちらかといえば、若き日に傷つけられた自分自身への憤りを込めて、歌っている。

これは、誰もが通過する、青春の歌だね。

 

これは、最近とても気に入ってる。

「ろくなもんじゃねぇ」野郎が世の中に溢れているせいだろうかね。

 

このブログでは、重ねがさね言ってるが、今は政治がまったく危機的状況なんだ。

今度の内閣は、戦後最低最悪のメンツだ。

しかも、与党・自民党の幹事長代理に、あの稲田朋美が就任したと言うではないか。

 

「国民を大事にする政治は間違っている」

 

そう公言するネトウヨアイドルを、またも要職に置いた安倍晋三は、いよいよ本性を剥き出しにして来たと言わざるを得ない。

 

国民主権と基本的人権の尊重、平和主義を謳う憲法を骨抜きにして、戦前回帰を目指すことが最終目標である安倍晋三、その秘蔵っ子が稲田朋美である。

 

防衛大臣を辞任する際、その無知、無教養、見識の低さを暴露した頭の悪い人間を、まだ懲りずに寵愛する安倍晋三も、いよいよ馬脚を現し、長期独裁政権の末に暴走を始めたとしか思えない。

 

ついに、自民党内でも安倍独裁政治を諌める者がいなくなったのだ。

幹事長代理、福岡には絶対来ないでくれ。

そのマヌケヅラを見たくないのさ。

まして、演説などをや。

 

自衛隊は、災害救助隊でいいじゃないか。

いっそ、改名すればいいじゃないか。

それで十分国民の役に立っている。

憲法を破壊する口実に使うなよ。

また戦争は、ゴメンだよ。

 

 次の曲。 

王様達のハイキング          吉田拓郎

王様達のハイキング  歌詞

王様達のハイキング IN BUDOKAN

王様達のハイキング IN BUDOKAN

  • 吉田拓郎
  • J-Pop
  • ¥2100
王様達のハイキング IN BUDOKAN

王様達のハイキング IN BUDOKAN

この曲は、1982年リリースの武道館ライブアルバムのタイトル曲。

 

拓郎が、社会にはびこる偽善者どもに罵声を浴びかけ、一個の人間としてかくあれ、という強烈なメッセージを込めた名曲だ。

それだけではなく、歌詞も意味深で、私は「ハーメルンの笛吹き男」を思い出す。

遊びに行きませんか 僕らと一緒に
手をつないで歩く程は 親しくないけど
何かいい事 ありそな予感が
いいえ 何にもなくてもいいから そこまで
つきあいませんか
oh 王様達のハイキング

詞:吉田拓郎

 

あの有名な西洋の昔話のように、このハイキングには、安倍晋三と日本会議、御用メディアの産経新聞と夕刊フジその他の、もろもろのドブネズミどもを、この世の果てまで連れて行ってもらいたい。

そして、二度と帰って来るな❗️

 

ハーメルンの笛吹き男 ――伝説とその世界 (ちくま文庫)

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次の曲。

やさしさ         RCサクセション 

やさしさ / RCサクセションの歌詞  

やさしさ

やさしさ

  • RCサクセション
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
やさしさ

やさしさ

この歌を初めて聴いたとき、とても新鮮だったことを覚えている。

 

軽佻浮薄なラブソングが蔓延している時代に、僕はやさしくなんかない、誰もやさしくなんかない、と人間のエゴイズム、人の子の性(サガ)を赤裸々に歌うというのは、稀有なことだった。

そういう人間の負の側面も、歌って悪かろうはずがない。

やさしさ

 

この曲が入ったアルバム「シングル・マン」は、「スロー・バラード」「ヒッピーに捧ぐ」などの名曲が入った名盤だったが、1976年の発売後1年経たずに廃盤となってしまったエピソードで有名だ。

 

1980年、フォークデュオ・古井戸を解散した仲井戸麗市(チャボ)が加入後に発表したライブアルバム「ラプソディ」で大ブレイクすると、「シングル・マン」はようやく再発となった。

このとき、LP レコードの帯には「こんな素晴しいレコードを廃盤にしていて申しわけありません。」という文字がキャッチコピーのように使われていた。

 

この頃、渋谷陽一のラジオ「サウンドストリート」に忌野清志郎がゲスト出演したときに、私はこの曲を初めて聴いた。

渋谷陽一が清志郎と、なんで売れなかったんだろう、みたいな話をひとしきりやっていたのを思い出す。

 

それでは、最後の曲。  

ろくでなし          ザ・ブルーハーツ 

ロクデナシの歌詞 | THE BLUE HEARTS | ORICON NEWS 

ロクデナシ(リマスター・バージョン)

ロクデナシ(リマスター・バージョン)

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ロクデナシ(デジタル・リマスター・バージョン)

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これは、周囲の大人たちから「ろくでなし  」の烙印を押され続けてきた奴らへのメッセージソング。

お前らは、堂々と生きてりゃいいんだよ、というね。

 

前からこのブログで書いてきたが、もともと、社会からのはみ出し者が、世の中を変えてゆく原動力になるのだ。

アウトサイダーの歴史というのは、民俗学その他で長く研究されている学問の分野ですらある。

 

ホンモノのろくでなしは、善人ヅラして自分の狂信を疑うことを知らない、腐った権力の周辺にこそ、ゴロゴロいやがるのだ。

 

下手に、世渡りが上手くて、現状にしがみついて生きている小市民にならずに済んだだけでも、この歌の「ろくでなし  」どもは、まだ幸運だったのかもしれない。

みんなには、そういう「ろくでなし  」に、またはそのような「ろくでなし  」の共感者になってもらいたいものだと思います。

 

それでは本日はこのへんで。おやすみなさい。

アウトサイダー (集英社文庫―コバルト Y.A.シリーズ)

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復刻版 ザ・ブルーハーツ写真集