MIDNIGHT HERO

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年の瀬の歌。この国は、いったいどうなって行くのだろう?

はっぴいえんど

こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。

本日は、12月ということで、それに関係ある歌、ない歌、らしい歌、毎度のごとく、独断と偏見で、私の好きな歌を、お送りします。

 

はしだのりひこが、死んじゃったね。

加藤和彦、北山修とともに、フォーククルセダースを結成して、シンガーソングライターの先駆的存在だった。

はしだのりひこを偲んで、彼の曲をお送りします。

風        はしだのりひことシューベルツ

風(はしだのりひことシューベルツ) / コード譜 / ギター - J-Total Music!

この動画は、坂崎幸之助バージョンで、お送りしました。

フォークの生き字引、一家に一台、坂崎幸之助ですね。

風

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風

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今年も、もう終わるんだね。

まったく、ろくな年じゃなかった。

「忖度」が流行語大賞になるのに、なぜ、選挙で自民党が馬鹿勝ちするのか、わけがわからないよ、この国は。

戦争準備に向けて、着々と不気味な動きが続いてるっていうのに、今さら後悔しても知らないよ。

なぜ、そんなに戦争がしたいのか?

馬鹿な国民をだまして、大企業が武器を作って売って、みんなが汗だくになって積み立てた年金や税金をたくさん使って、しこたま裏金を懐に貯めようってコンタンが見え見えじゃねーか。

そんなキチガイじみた政治家が、この国に俄かに溢れ出したとは信じ難いけれども、実際大勢いるんじゃねえの、っていう気がしてきた。

そら怖ろしいよ。

今さら言っても遅いのか。

 

引かれものの小唄ってやつかね。

大人たち、有権者の皆さんには、大いに失望した。

私たちに、戦争で死ねってことですか?

それがまともな大人のやることですか?

病み垢さんたちと、おんなじ心境ですよ。

 

あの稲田朋美元防衛大臣が、もう動き出したそうだ。

あんなヤツが、この国の総理大臣にでもなった日にゃ、もう日本は終わりだよ。

大日本帝国バンザイって🇯🇵叫び出しそうな女だ。

阿呆の国・ニッポンと、世界の笑いものだよ。

もっとも、今の総理大臣だって、おんなじだけどさ。

 

選ぶ国民にも、問題アリだよな。

もっと、まっとうな人間になりましょうよ。 

おかしな団体の政治圧力や、目先のプロパガンダに乗せられずにさ。

 

ドクターX で、毎度「2017年、日本の医療は崩壊した」って言ってますが、日本の民主主義こそ、もう終わりが見えてますよ。

もっとも、そんなもの、日本にはなかったも同然ですけどね。

今のアメリカ🇺🇸、日本🇯🇵、北朝鮮🇰🇵、みんなトップが戦争大好きって、信じられますか、この現実。

いつ戦争が起きても、不思議はないですよ。

「憲法改正」の真実 (集英社新書)

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ナチスの「手口」と緊急事態条項 (集英社新書)

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日本会議の正体 (平凡社新書818)

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次は、年の瀬にふさわしい、奥田民生の曲。 

雪が降る町        ユニコーン

雪が降る町 / 歌詞

雪が降る町

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雪が降る町

雪が降る町

 

今年買ってよかったもの?

そんなものがあるとしたら、小生の場合、日本シリーズのチケットくらいなもんでしょ。

我が地元、福岡ソフトバンクホークスは、めでたく日本一を奪回いたしました。

ハッピーです‼️

それくらいだね。

 

黄昏の時代かもね。

でも、あきらめちゃあ終わりだからね。

やるときゃやれよ、てめえら‼️

虚しい響きかも、、、。 

 

でもね、せっかく、東京オリンピックもやることになったんだし、何のためのスポーツさ。

戦争に行く体力をつけるためじゃないだろうよ。 

人間には、生存競争に生き残ろうとする本能が、本来的にあるわけさ。

それを、スポーツというルールにのっとった競技で争うことで、平和的に戦闘本能を解消しようというわけさ。

そのためのスポーツだろうよ。

 

スポーツマン精神というのは、戦い終えたらノーサイド。

敵も味方もなくなる。

それが一番の存在意義じゃないかね。

サッカーで、国の威信をかけて戦うのも大いに結構さ。

それで戦争が避けられるならね。 

春よ来い       はっぴぃえんど

春よ来い / はっぴいえんどの歌詞  

はっぴいえんど

はっぴいえんど

人なら誰しも生まれ故郷というものに愛着が湧くのは至極当然で、生まれ育った地に近い方に、好意を寄せる。

高校野球で、出身校が甲子園に出場すれば、よほど高校時代に悪い思い出がない限り、応援したいと思うだろう。

これは、もちろんスポーツに限らない。

そして.肉親への情愛についても、赤の他人に比べれば、思い入れは強くなる。

 

キリスト教でいう隣人愛とは、人間には所詮、無理難題。

右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ、というのも同じだ。

それが出来ない人間というものは、生来罪深き存在である。

キリストは、人間の罪を一身に背負って、十字架に架かった。

それゆえ、人の子は、万能の主の前に祈り、悔い改めよ、という事になる。

それが、キリスト教の教義の根幹をなすものです。

 

本来、郷土愛や肉親への情愛と愛国心の間には、微妙なズレがある。

戦前、天皇は大日本帝国の父として、どの家庭にも、その肖像が飾られていた。

中国の儒教思想である、親孝行の「孝」というものを利用して、日本という国家こそが一つの大家族であり、天皇こそは日本の国父であるという、まやかしの愛国心とすり替えたのである。

 

その洗脳教育は、今の北朝鮮と何ら変わらない。

日本は負けない。

いざとなれば神風が吹いて、敵をやっつけてくれる。

そういう幼稚な信仰を、大真面目に国民に植え付けていたのだ。

Meiji Shrine in Shibuya, dedicated to the spirits of Emperor Meiji and his wife, Empress Shōken.


明治維新という一大革命を成し遂げた時の政府は、 明治という国家を形成する際に、天皇家という存在を、国家としての求心力を最大限に引き出すために、フルに利用した。

そして生まれたのが、戦前の大日本帝国憲法である。

 

天皇家というものは、日本の歴史上、常に時の権力者に利用された。

これは、坂口安吾が「堕落論」で語っている。

時の権力者たちは、自身に手出しが出来ないような、絶対的な権威がない事を重々知っていたから、天皇に取って代わることはせず、みずからが天皇という絶対的権威にひれ伏して見せ、臣下たちをも、その権威に逆らえないようにしたのである。

藤原氏、平清盛、鎌倉幕府、室町幕府、織田信長、豊臣秀吉、江戸幕府、すべて、天皇家の家臣として政治を行った。

 

役職は、さまざまだ。

藤原氏は摂政・関白、平清盛は太政大臣、幕府は征夷大将軍、織田信長は右大臣、豊臣秀吉は関白。

明治国家も、それと同じ事をしたのだが、明治という時代には、それがやむを得ない事情があった。

西欧列強・帝国主義国家の植民地とされないためには、とにかく列強に対抗し、国を守るための中央集権国家の建設が何よりも急務だった。

 

明治維新前夜、雄藩と言われた薩摩藩、長州藩、土佐藩、肥前藩の薩長土肥からなる諸藩が、地方分権の幕藩体制を敷く江戸幕府を倒したのも、何より西欧列強に負けないだけの国力をつけるため、権力を中央政府が一手に握って、強力に近代化を推し進めるためであった。

事実、中国はイギリスとのアヘン戦争に敗れて以降、列強諸国の植民地と化し、それはアフリカ、南アメリカ、アジア、世界中に言える事であった。

図解 幕末・明治維新 歴史がおもしろいシリーズ

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日本は、ともかくもアジアで唯一、近代化を成し遂げ、独立を保った立憲国家となった。

そのための犠牲は、もちろん大きかった。

日本は、欧州では近代化に遅れたドイツに多くを学んだ。

ドイツと同じく、権力者側からの近代化であり、多くを取り入れた。

留学生を派遣して人材育成に努め、一方で西欧から多くの知識人を招き、法律を整備し、富国強兵、殖産興業の名の下に、軍備を増強、産業の近代化を急いだ。

 

しかし、上からの近代化は、下層階級からの突き上げにより近代化を成功させたイギリス、フランス、アメリカなどの列強とは、根本的に異なっていた。

フランス、イギリスなどの国は、市民が啓蒙思想家たちに促され、声を上げて、王侯貴族から権力を剥奪する、いわゆる市民革命を起こして成し遂げた近代国家であるに比べ、ドイツ、イタリア、日本などの後進国は、権力者側から近代国家を作り上げる必要があった。

 

したがって、時の権力者が、議会を作り、憲法を作り、司法を作り、権力者側を批判する諸制度を整備し、大人しかった国民を啓蒙しなければならないという矛盾をはらんでいた。

それは、市民階級の個の目覚めを起点にした改革ではないため、民衆は大方が体制迎合的であり、個を尊重しない日本人の国民性も、デモクラシーの発達を妨げた。

 

そう考えると、日本人は、西洋人の押し付けた思想・制度とは相容れないのではないか、という疑念が起こる。

これが、西欧に敗れ去ったという憎しみやコンプレックスと結合すると、やっかいなことになる。

 

戦前の大日本帝国大好きの人びとの心中を「忖度」すれば、押し付けられた憲法を変えようという発想の源は、ここら辺りからきているのではないかと私は想像する。

 

次の曲。

まさに、師走の歌です。

かりそめのスウィング      甲斐バンド

かりそめのスウィング / 甲斐バンドの歌詞

かりそめのスウィング

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英雄と悪漢(紙ジャケット仕様)

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 明治の日本は、日清戦争、日露戦争という、二つの戦争を経て、多くの犠牲を払いながらも、先進国としての仲間入りを果たした。

1910年、日本は朝鮮半島を併合し、植民地とした。

ここにいたって、明治の精神は失われた。

天皇は、日本を危機から救うための方便であったはずだった。

国をまとめる手段であったはずだった。

しかし、かつての明治維新の精神を見失った日本は、他国を侵略する国家へと変わってしまった。

 

救国の方便であったはずの天皇は、現人神と崇められ、国民を戦争に駆り立てるための道具に利用されることになった。

明治という時代が終わり、大正となった。

大正デモクラシーは、一見、日本に政党による議会制民主主義を実現させたかに思えた。

しかし、それは束の間の夢に終わった。

 

明治を創った政治家の多くは世を去り、一部の者が、元老として、政界を牛耳っていた。

そして、時代は昭和へと入った。

昭和恐慌に続き、アメリカのウォール街に端を発した世界大恐慌が全世界を襲った。

そんな中、日本は、またも軍部が統帥権という絶対的な天皇の権威を利用することによって、破滅へと続く無謀な戦争への道を突き進んでいった。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

今の政治を語るなら、まず、歴史に学ぶことだよ。

歴史というものは、語り手によって、まったく違うものになる。

だから、どういう人物の著書かを、十分に吟味することが大切になる。

これは、すべての情報を取り入れる際に必要なことです。

自身の歴史・政治への意見を持つためには、ネットやSNS などの、目の前の情報に踊らされてはダメだよ。

 

ローマは1日にしてならずです。

しかし、興味がないものを無理に読むことはない。

まずは、好奇心をそそられたものを選ぶことです。

そのうちに、自然と書物の方から、呼ばれるようになりますよ。

 

それでは、最後の曲です。

今日、12月8日は、太平洋戦争開戦の日であり、ジョン・レノンの命日。

この曲を聴きながら、ジョンの平和への祈りをかみしめたいと思います。

それでは、お休みなさい。

 Happy Xmas (War Is Over)    JOHN LENNON

【洋楽歌詞和訳】Happy Xmas (War Is Over) / John Lennon

Happy Xmas (War Is Over)

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ハッピー・クリスマス(戦争は終った)

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