MIDNIGHT HERO

デラシネのブログ。明日へむかって。

抵抗の歌。「不協和音」な現代(いま)を生きていく。

2018年になりました。

本日は、抵抗の歌と題してお送りします。

平成も終わろうとする今、最も時代を感じさせる曲を。

不協和音      欅坂46 

不協和音 - 欅坂46 - 歌詞 :

不協和音

不協和音

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これが、2017年4月にリリースされたということ。

まさに、時代を予見している気がするね。

以前、アイドルソングの特集をしたときも触れたが、秋元康先生、大したものだ。

小生は、欅坂46には何の興味もないけれども、「サイレントマジョリティー」「エキセントリック」「月曜の朝、スカートを切られた」なんかの詞には、ほとほと感心する。

秋元先生は、若者の心に潜む闇の世界を、見事に射止めていなさる。

ひとつ間違えれば、際物狙いのペテン師とも言えようが。

2017年を顧みれば、政治家としては異端者であったトランプが大統領に就任して以来、地球は、世界の理性ある良識に、ことごとく異を唱えるこの男に、振り回され続けている。

この男を大統領に選んだアメリカの大衆には、知性のかけらも無いのかと思える。

まあ、日本も同じようなものだから、何も言えないね。

それ以後の、北朝鮮のお坊ちゃんとの口論は、子どものケンカにも劣る。

この打たれる杭であるはずの大馬鹿野郎どもが、なぜ、こうも のさばるのか?

これは、悪しき不協和音のたとえ。

 

そして、日本で起こった角界の騒動。

被害者力士の親方が事件を告発し角界は大混乱だが、これは起きて然るべき不協和音。

私は、断然貴ノ花親方の行動を支持する。

私はネット、新聞、ニュース、ワイドショーで、その手のスキャンダル報道を見ることはほとんどない。

であるから、まっすぐに物事を感じたままに申し上げる。

横綱の暴行を、親方が協会に告げるより先に警察に事件として告発したところから、すでに相撲協会幹部はカチンときていたはずだ。

内部告発は NG というのが、日本の組織の伝統である。

時代が変わっても、そういう体質はそうそう変わるものではない。

「事情聴取」という名の、呼びつけとお叱りに頭を下げるどころか、シカトを通し、真っ向から逆らい、協会に顔も出さぬという、何たる無礼千万な奴輩であるか!

これが、日本相撲協会評議員会という日の丸大将連中のホンネであろうことは、子どもでもわかる話だ。

それを、いざ、取り沙汰するマスコミ連中は、ジャーナリズムと呼ぶも恥ずべき、貴ノ花親方に対するバッシング、あげ足取りと私生活暴露のオンパレードだ。 

大晦日、紅白歌合戦で「不協和音」を聴いていて、これは貴ノ花親方への応援歌だと思ったのは私だけだろうか? 

2曲目。

奴隷天国     エレファントカシマシ 

奴隷天国 / エレファントカシマシの歌詞 |『ROCK LYRIC』

奴隷天国

奴隷天国

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奴隷天国

奴隷天国

 

そもそも、貴ノ花親方は暴行を受けた力士の師匠である。

暴行の現場にいて、それを止められなかった横綱たちとどちらが責任が重いか。

これも、子どもでもわかる明快な話。

貴ノ花親方に非があるとすれば、組織人である以上、上層部に事実関係を報告する義務を怠ったという一点のみ。

それが一般世間の考える、親方バッシングの正当性であろうが、その組織が根っから腐り果てていたとしたら、どうだろうか?

2011年3月、前年の野球賭博に端を発した力士の八百長問題で、角界が大揺れに揺れていたちょうどそのとき、それを吹っ飛ばしたのは、東日本大震災という大惨事であった。

それ以前、以後にも力士の暴力事件は起こり、朝青龍日馬富士も暴力事件で現役の横綱を解任されるという事態に至っている。

それだけではない。

近頃では、違う部屋の力士が同好会を作って酒を飲むという、力士としての資質に関わる事態が平然と行われている。

八百長の温床にもなりかねないと、大いに危惧されるところだ。

そのような相撲界の現状に、かつての大横綱貴ノ花親方が、強い危機感を募らせていたことは容易に推測できる。

組織人として、上に立つ事のみを誉れにする、凡庸な今の相撲協会幹部のやり口と、貴ノ花親方の理想とする相撲道、その間に相容れぬものを感じてもいただろう。

そこに、事件が起こった。

ひたむきに相撲道に邁進し、ひとかどの大横綱となったほどの者であれば、組織の中でうまく立ち回り、出世のためには暴行を受けた弟子の口をもふさぐ、などという、人にあらざる自堕落な道を選ぶはずもない。

組織人として、常識に欠けるなどという批難は、的外れもいいところだ。

愛想の悪さや不遜に見える態度といったものは、相撲道に明け暮れ、くだらぬ世間知を学ぶ必要をみじんも感じる事がなかった、大横綱の些細なミステイク。

それだけの話さ。

横綱貴ノ花と、今の白鵬では、まったくその取り口の懐の深さや相撲道に対する意識の高さにおいて、てんで比較にもならない。

一芸に長けた天才とは、世の中の多くの凡人から見れば、そういう間の抜けた批難をこうむるものだ。

エレファントカシマシ宮本浩次なんか、その最たるものだろう。

彼を理解するのに、時代は30年を要した。

世の中、今や、物言わぬ、奴隷天国だぜ。

3曲目。

ANARCHY IN THE U.K       The Sex Pistols 

アナーキー・イン・ザ・U. K   歌詞 和訳

下は、XJAPAN &  LUNA SEA  cover version 。

勝手にしやがれ!!

勝手にしやがれ!!

 

あらゆる権威を否定する過激な楽曲で、世界のロックの常識を、木っ端みじんに破壊したピストルズ

1970年代半ば、イギリスで活動開始した彼らは、同じロック界の既存のビッグアーティスト、ローリングストーンズやピンク・フロイドなどにも露骨な嫌悪感を隠そうとせず、わずか4枚のシングルと1枚のスタジオアルバムを残して1年ほどで解散。

それだけでロックの歴史を塗りかえた。

メンバーのシド・ヴィシャスは、薬物の過剰摂取によりわずか21歳で死去。

そのカリスマ性は、後年までも支持され、映画にもなった。

XJAPAN のカバーを見ると、やっぱり YOSHIKI には、天皇陛下に捧げる曲なんかよりも、こっちの方が似合ってるよ。

hide もイカしてるよね。

 

平成になって、30年。

世の中、本質的なところでは、ちっとも変わらない。

セクハラ、パワハラ、差別、いじめ、LGBT 、ほとんどは昔からあったものに、名前がついただけ。 

それでも、高らかに声を上げれば、相手がなんらかの格好をつけなきゃならなくなった分だけマシか。

本音と建て前を使い分け、いかにも世の中の流れに同調しているフリをする大人たちの右往左往、みっともなくて見られたもんじゃねえよ。

 

昭和の高度成長期というのは、男の時代だった。

女性社員は、お茶くみ係。

お嫁に行く前の腰掛け、寿退社が当たり前。

セクハラという言葉も概念もなくて、酒の席では男性社員や上司のお酌、体を触られ、男はごめんねも言わずに済むなんてことも、ザラ。

触らなくては女性に失礼だと、本気で発言するスケベ爺いが大勢いたよ。

結婚しないでいると、オールドミス、行かず後家と言われ、女性に生まれなきゃよかった、という嫌な面が、たくさんあった。

昨年、ネットで「今では信じられない!昭和の常識ランキング」というのが話題になったが、私の知る限り、ほぼすべてが事実です。

というか、それが驚きの対象になるという事に、驚きを感じたね。

ランキングを見ると、タバコや公衆衛生に関することが多い。

昔はタバコをくわえるってことが、とてもカッコよく見えたんだよね。

昔のドラマを見ると、ショーケンもジュリーも桃井かおり石原裕次郎も、とにかくみんな、やたらとタバコを吸っている。

大人への憧れもあったんだよね。

吸ってみて、まずいと気づくわけだけど、そのままヘビースモーカーになる奴も多かった。ニコチン中毒になるわけだ。

タバコへの意識だけは、ずいぶんと変わったね。

[ランキング] 今では信じられない!昭和の常識ランキング - gooランキング

昭和という時代は、面白くもあり、哀れでもある。

この世の常、人間の性、そういうやつが、表面に露呈していた時代であった、とも言える。

現代においては、どうか?

もっともらしい美辞麗句や綺麗ごとはたくさん出揃って、日に日に増殖しているけれども、実情はその逆、という事象が横行している。

組織のコンプライアンスが求められている、なんて言っても、実はハタ迷惑に思っているだけ。

タバコは社会から消えつつあるけど、危険ドラッグはいつでもネットで買えるし、大麻は自宅のマンションで自己栽培できる、みたいな感じ。

陽の光が増して、より暗闇が鮮明になる。

それが現代ではないだろうか?

君が代      忌野清志郎

「君が代」の歌詞

冬の十字架

冬の十字架

 

国歌「君が代」をパンクにアレンジした、忌野清志郎

次々とタブーに挑戦していく彼こそ、真のロッカーだよ。

 正月ボケの日本に飛び交う、株価上昇による好景気や、経団連の賃上げ推奨のニュース。

そこに、そっと紛れ込む憲法改悪をたくらむヤツらのニュース。 

ズル賢いヤツらから目を離したら、どうなることか。

だから、個人が、自分の声を上げることが大切なんだ。

不協和音を、大いに奏でようではないか。

悪い政治家に、No と言える市民になろうよ。

最後の曲。

辻仁成率いたエコーズの、時代への警鐘を鳴らす名曲。

ハミング・バード・ランド       ECHOES

この動画は、1991年5月、日比谷野音でのラストライブの映像。

アルバムでは、アップテンポのバージョンが収録されているが、ドラムス・今川勉のハーモニカを前面に押し出した、バラードの傑作に仕上がっている。

アナログ・デジタル共に音源化はされていない。

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 詞・曲  辻仁成

ハミング・バード・ランド

ハミング・バード・ランド

  • ECHOES
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes
カッティング・エッジ

カッティング・エッジ

 

いつのまにか、喉に突きつけられているナイフに、早く気づいて欲しい。

本日はこれで、終わります。お休みなさい。

Lonely