MIDNIGHT HERO

デラシネのブログ。明日へむかって。

青春哀歌。今、#病み垢さんと繋がりたい。

今週のお題「芸術の秋」

本日は、青春哀歌、と題してお送りします。

明日が見えない、生きることに疲れた、 そんな若者たちに送る特集です。

思春期というのは、どんなに社会が健全で豊かでも、疾風怒濤の時期なのに、今の時代は、どうだろう?

社会が歪み、病んでいると、子供たちやお年寄りなどの社会的弱者へと、そのツケが回ってくる。

あなたが大人であれば、今の若者たちが、何を考え、何を信じ、何を欲しているのか、自分が若かった頃に想いをはせて、考えてみませんか? 

それでは1曲目。

17才の詩      NSP 

17才の詩 NSP - 歌詞

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2年目の扉

2年目の扉

 

ブログを始めてから、私はツイッターをよく使うようになりました。

ブログを紹介するのが、キッカケでした。

そこで次第にわかってきたのは、ツイッターの世界でのみ使われている、独特の用語、そして、「病み垢」というアカウントの存在でした。

それを見て、私はツイッターで、次のようにツイートした。

このつぶやきが、先月10月27日の事。

私は、こんな気持ちをツイートしている若者たちに、危機意識を持ちました。

なんとか、この子たちの気持ちに寄り添ってあげたい、自分もかつて経験した、つらい感情を、少しでも分け合いたいと思った。

そして、次のようにツイートした。

このつぶやきは、先月10月26日の事。

そして、若者たちの弱みにつけこんで、自分の欲望を満たそうとしている大人たちが多数、存在していると知り、次のような、ツイートをした。

このつぶやきは、先月10月28日の事。

そして、その3日後、あの事件が発覚した。

2曲目。

 21才       佐々木好

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21才

21才

 

この事件と容疑者の男について、今日はあえて触れない。

まだ、続々とマスコミの報道が行われており、事実関係もまだまだ不明なところが多く、なによりも動機がわからない点が、犯罪心理学の専門家さえ、頭を悩ませている。

私が関心を持つのは、なにより、この事件による若者たちへの影響だ。

この事件の被害者らが、ツイッターの利用者であり、それを悪用した容疑者の手口から、ツイッターなどの SNS の利用に、何らかの規制が加えられることが、今、政府レベルで論議されている実情がある。

まだ、何もわかっていない事ばかりなのに、「犯罪史に残る極めて残忍で凶悪な事件」と断定し、さっそく SNS 規制の強化を打ち出す、官房長官の発言も、私には、首を傾げる事ばかりだ。

何でもかんでも利用して、表現の自由や、知る権利を規制しようとする、今の政府のやり方には、まったく腹が立つ。極めて、ファッショである。

今、若者から SNS を取り上げても、何の解決にもならないのは、明明白白ではないか?

闇ツイートの吹きだまりは、必ずまた、どこかで悪の華を咲かせるだろう。

人間は、公明正大で偉大さを欲する存在であるが、また同時に、卑小で奸智ねい悪な生き物でもある。

それが人の子の宿命たる姿だよ。

寝た子を起こす子守唄      豊島たづみ

寝た子を起こす子守唄 - 歌詞  

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とまどいトワイライト (MEG-CD)

とまどいトワイライト (MEG-CD)

 

今から7、8年前、ツイッターが流行りはじめた頃は、病み垢も裏垢も、存在しなかった。

私は、その頃、ツイッターをよくやっていたから、知っている。

だが、気づいてみると、若者たちは、自分たちの闇の世界を作り上げていた。

アカウント。

その略称が、「垢」である。

自分の吐く言葉を、汚れたもの、腐れたものとして表現する。

そこに垣間見えるのは、自分の存在を肯定できない、自信や安心感を持てない、若者たちの、ケガレた自分、という潜在意識だ。

そういう若者たちを作って来たのが、今の世の中だ。

若者たちの叫びが、聞こえてくる。

狂った果実      アリス 

狂った果実 アリス - 歌詞

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狂った果実

狂った果実

 

死にたい、殺したい、という言葉は、私たちの生活で、日常的に使われている。

あいつぶっ殺してやる、もう死にたいよ、そういう言葉を、テレビや映画、小説、漫画の中で見聞きしない日の方が、もう珍しいくらいだ。

それなら、若者たちの SNS という、一部のマイノリティーの集うコミュニティで、ふんだんに使用されない方が、どうかしている。

若者というのは、自分が生きているという事に、絶対的な肯定感やアイデンティティをいまだ確立し得ていない、雛鳥たちだ。

生と死を背中合わせに生きている、最も危うい存在なのだ。

若い頃、私は太宰治の小説に魅かれ、ボードレールの詩に酔った。

我は、傷口にして、刃(ヤイバ)。

今、私が若かったとしたら、必ず病み垢を作ったであろう。

もう、死んでしまいたいと、そんな言葉を書き散らした大学ノートが、今も手元に、30冊ほども残っている。

斜陽

斜陽

  

 かつて筑紫哲也が、野球というスポーツを、自分のニュース番組で論じたことがある。

野球に使われる言葉は、殺す、刺す、盗む、奪う、そういう、物騒な言葉のオンパレードだ。

それは、極めて人間くさい、生きるか死ぬかのゲームなのであって、そのど真剣なルールによって、観るものは、興奮し、感激し、魅了される。

SNS の裏垢社会も、野球と同じ、若者たちの、危険なゲームである要素が濃い。

日の当たる楽園から追放された、悲しく弱き者たちは、真剣な言葉のゲームに、抑えつけられた日頃の感情を爆発させ、本音をさらけ出し、過激に過剰な表現で、怒り、悲しみ、叫び、初めて人間らしい解放感を味わいながら、生きている。

それは、これから自分という存在意義(raison d'être)を、この世界に見出していこうとする若者たちの、極めて健全な、心のありさまだ。

だからこそ、それを奪ってはならない。

大人は、その弱みにつけ込んではならない。

そうは思いませんか?    

漂泊者(アウトロー)      甲斐バンド

漂泊者 / 甲斐バンドの歌詞

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漂泊者(アウトロー)

漂泊者(アウトロー)

 

大人というものは、ずる賢く、信用ならないものだ。

子供には、良い子であることを強要し、つまらない事ばかり押しつけるくせに、自分たちは、 ちゃんと陰で悪いことをやっている。

遅くまで酒を飲んでウサを晴らしたり、カネで女を買ったり、陰でこそこそと、裏の顔を見せないで、うまくやってやがる。

こういう大人たちが、子どもたちに信用されないのは、いにしえからの世の常であるが、今の世の中を見れば、子供たちがそう思っても、仕方ないだろう。

がんばれ、死ぬな、なんて言えた柄か。

蒼い旅        岸田智史

蒼い旅 岸田智史 - 歌詞

蒼い旅

蒼い旅

 

これは、よく聴いた。つらいときに。

何百回と繰り返し、聴いた。

 

今回は、病み垢を作っている君たちに、書いた特集のはずだったのだけれど、 その矢先に、とんでもない事件が起きて、記事の内容が、当初の予定と大分変わってしまいました。いつか、機会があれば、また書きたいと思います。

だから今回は、歌だけでも、じっくり聴いてみてください。 

 

同じように、君たちに向けて書いた記事です。 

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