MIDNIGHT HERO

デラシネのブログ。明日へむかって。

愛に飢えた歌。

今回は、ディスクブログ、愛に飢えた歌、と題してお送りします。

恋をするということは、素敵なことばかりのようにみえますが、得恋の苦しみ、という言葉があるように、決してそうではない。

頭の中は朦朧となり、昼夜分かたず目の前には彼の人がちらつき、

いざ告白するともなれば、夜な夜な苦悶煩悶懊悩を免れ得ないもの、

これはスタンダール先生のおっしゃるごとく、

決して結晶作用などという抽象的なものではなく、

落涙、哀願、叫喚、右往左往、

恋する人の一挙手一投足に一喜一憂すること百万遍

恋の病とはよく言ったもの、

これらの有象無象は、すべて病気と変わりない、

精神の瀕死状態そのものを露呈する。

それでも人は愛を欲しがる。

寂しい、恋しい、切ない、愛おしい、愛してる、

そばにいて、いかないで、抱きしめて、愛をください、愛をくれ…。

これら悲喜愛憎の繰り返しを、我々は万古の昔から性懲りもなく、行ってきたのであります…。

ですが、これ以上、私の恋愛談義をやっても仕方がない。

要するに、このような歌の特集をすると、やたら曲が多くなると言いたかったわけです。

では、1曲目。

Cover  Me       ブルース・スプリングスティーン

カヴァー・ミー / Cover Meの歌詞和訳


Cover Me - Bruce Springsteen - Paris 85

Cover Me

Cover Me

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Cover Me

Cover Me

 

オレを守ってくれる相手が欲しいんだ、というストレートな歌詞。

昔の日本の男だったら、絶対言わないようなセリフですが、スプリングスティーンが言うとカッコよく聞こえます。

次も洋楽です。

Oh!  Darling        ビートルズ

歌詞和訳 | Oh! Darling – The Beatles 


THE BEATLES - Oh Darling (different version) 

 

Amazon.co.jp: Oh! Darling: ザ・ビートルズ: デジタルミュージック

Abbey Road

Abbey Road

 

 和訳で読むと、まぁ悲惨な歌ですね(笑)。イギリス人って、こういう自己表現ができるのですかね。

日本のフォーク・ロックでも、女に追いすがる、という歌はありますが、ちょっと違うような気がしますね。

たとえば、この曲。

 ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ      エレファントカシマシ

ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ エレファントカシマシ 歌詞

ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ

ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ

 

 歌謡曲っぽいロックで、歌謡ロックと言われたりしますが、私は好きです。

この頃のエレカシは、やっと売れてきたので、佐久間正英プロデューサーのやり方に忠実というか、こぶしを回して歌ったりしてません(笑)。その分、エレカシらしくないのですが、抑制が効いて完成度は高いです。

日本人は、とっても照れ屋なんですね。

恥の文化と言われますが、ストレートな歌詞だと、どこかに抑制を入れないと恥ずかしい。だから、歌い方で抑制を入れる。イギリスのバンドのように、オレを捨てないでくれ、と絶叫したりしません(笑)。

ところが、めいっぱいど真ん中のストレートのジャンルが日本にはあるのですね。これが、演歌、歌謡曲というジャンルです。だから、エレカシのこの曲が歌謡ロックと言われるゆえんなのです。

Lovers

 次の曲。これは、佳曲です。

 Maybe  Blue        ユニコーン

Maybe Blue / ユニコーンの歌詞 |『ROCK LYRIC』

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Maybe Blue

Maybe Blue

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ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン

ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン

 

ホントに、これを最初聴いたときは驚きました。日本人に、これだけ洗練されたロックが作れるのか、と。限りなく洋楽に近い、曲とアレンジ、そして、ハイセンスな歌詞。本物だな、と思いましたよ。この曲の衝撃は、XJAPAN の「ENDLESS  RAIN」を聴いたときと、2回だけです、私の中では。

奥田民生が、この声のとき同レベルの曲を、あと10曲ほど作れたら世界進出できたと思いますよ。しかし、これだけのハイクオリティな曲は、そう作れるものじゃない。曲も相当いいですが、詞がまた素晴らしい。

もちろん、デモテープの段階から、歌詞もスタッフのサポートを受けて、徐々にブラッシュアップしていったのでしょうが、許されない恋に落ちた男と女の、行方の知れない、なだれ落ちるような淪落の愛の様相を描いた詞は、まさに一級品。

神がかりの曲としか言いようがない。こんな作品というのは、もう作った本人にも、なぜ書けたのか、わからないに違いないのです。たとえば、ポール・マッカートニーは「イエスタディ」を書いたときのことを、眠りから覚めようとするときに、メロディが聴こえていたというんです。それで、メロディだけに「スクランブルエッグ」と名づけて、あとから詞を付けた、と。

おそらく、奥田民生にも、同じことが起きたのだと想像します。芸術の神、ミューズが降りてきたのだと。

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 では、次の曲。

日めくりの愛        長渕剛

日めくりの愛 長渕剛 - 歌詞タイム

日めくりの愛

日めくりの愛

  • 長渕 剛
  • J-Pop
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BEST~風~

BEST~風~

 

 長渕剛の昔の曲です。引き裂かれた愛、とでも言いましょうか、素直に好感の持てる曲です。シングルレコードのB面だった曲ですが、このベスト盤CDに入っています。

長渕剛のことは、以前ライブハウス「照和」の記事で書きましたから、こちらもどうぞ。

foreverdream.hatenablog.com

 私が長渕剛を最初にコンサートで見たのは、巡恋歌でのデビュー直後、福岡県の久留米市民会館で、南こうせつのコンサートの前座としてでした。

その頃から、メチャ元気でした。

ファーストアルバムが出るか出ないかの頃で、「いつもの寄り道もどり道」「俺らの家まで」「巡恋歌」など4、5曲歌ったと覚えています。

MCで、あいざき進也の前座をやったりしたことなどしゃべって、笑わせてくれました。

風は南から (24bit リマスタリングシリーズ)

風は南から (24bit リマスタリングシリーズ)

 

 これがファーストアルバム。レコードを買いました。 

 

 では、次の曲。エコーズ。

TWO   HEARTS      ECHOES

TWO HEARTS / ECHOESの歌詞 |『ROCK LYRIC』

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TWO HEARTS

TWO HEARTS

  • ECHOES
  • ロック
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TWO HEARTS

TWO HEARTS

 

エコーズ解散後、フジテレビの「愛をください」というドラマがありました。

脚本を辻仁成が書いて、主人公の菅野美穂演じるストリートミュージシャンが、エコーズの「ZOO 」を劇中で歌ったのですね。

菅野美穂は、役名の蓮井朱夏 名義で、シングルリリースしました。

それにあわせてCBS ソニーはエコーズのアルバムをすべてニュージャケットで再発し、武道館で一夜限りの再結成となったのです。

しかし、再結成とは言っても、メンバーで参加したのはギターの伊藤浩樹だけで、今川勉と伊黒俊彦はアンコールのみの参加でした。

上の動画は、そのときのものです。

作家活動がメインになり、あまり歌っていないので、ずいぶん声は落ちてます。

エコーズは、私の大好きなバンドだったのですが同時期、同じレーベルに、レベッカ尾崎豊がいて、大きく売れないまま、やっと「ZOO」がヒットして武道館公演、これからだというところで、辻仁成は作家活動を始めて、解散してしまいました。

エコーズの当初のバンドコンセプトである、若者たちへの共闘を呼びかけるスタンスは、辻の中ではもう崩壊していたのでしょうか。

しかし、作家デビューのきっかけとなった、すばる文学賞受賞作「ピアニシモ」は、エコーズの楽曲がそのまま文学の殻を破って生まれたような作品でした。

その後の辻仁成は、作家活動の方に脚光を浴び、ミュージシャンとしてはライバルであった尾崎豊レベッカとは大きく差をつけられました。

エコーズは、シングルではなくアルバムバンドであった点で、後期の甲斐バンドに似ていた。シングルの選曲がとても下手で、いわゆる大衆受けする曲は作れなかった。

そこに、辻が作家へ転身して成功する必然があったと思います。

 

 

では、次の曲。これも名品です。

おもいでは琥珀色        豊島たづみ

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 作詞    松本隆     作曲    井上忠夫

これは、大人の恋愛をオシャレに歌った、和製AORの決定版です。前にブログで紹介した「寝た子を起こす子守唄」とは違って、サラッと歌ってるところが、またいい味ですね。作詞が松本隆で、作曲はブルーコメッツ井上忠夫(「ブルーシャトウ」の作曲者)ですから、いい曲なわけです。

ちぎれ雲+とまどいトワイライト

ちぎれ雲+とまどいトワイライト

 

デビュー40周年記念CDが発売されました。おすすめです。 

 

この曲の思い出は、1980年9月に甲斐よしひろが、NHK-FMサウンドストリートを降板して、10月からパーソナリティを引き継いだ、烏丸せつこがよく番組で流していた事ですね。

この番組で初めて聴いて、いい曲だなぁと思いました。

甲斐が降板したあとも、ディレクターの湊剛は変わらないから見放すのはちょっと違うよ、と甲斐自身が言ってたのですね。

それで、甲斐ロスのままに、漫然と水曜日の10時になると、相変わらずサウンドストリートを聴いていました。

初回は、番組にハガキがほとんど届かず、「君のハガキがラジオで流れる」とか言ってましたが、そのうち回を重ねると、しゃべりもなめらかになり、すっかり烏丸せつこの世界を作り出して、「せつ」という愛称でハガキで呼ばれるようになり、RCサクセション佐野元春、豊島たづみ、ARB なんかを好んで流してました。

ARB の名曲「Just a 16 」を初めて聴いたのも、烏丸せつこの番組でした。

その頃の甲斐よしひろファンは熱狂的で、一部の心無いファンが烏丸せつこの番組にカッターナイフを送ってきたりして、怒ってましたね、当然ですが。

聴いていた方、いらっしゃるでしょう?

なんとも昔懐かしい話です。

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若き日のせっちゃん。甲斐バンドの楽屋でのスナップ。
甲斐バンド写真集 1982  BEATNIK 」(小学館 発行)より。

 

さて、同じラブソングでも、こんなに多種多様という感じで聴いてもらいましたが、いかがでしたか?  

それでは、最後の曲です。

いつか自分も、人生の荒浪に立ち向かうとき、そばにいてくれるひとがほしい、それが君なんだ、だから…。

LADY        甲斐バンド

LADY 甲斐バンド - 歌詞

LADY

LADY

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誘惑(紙ジャケット仕様)

誘惑(紙ジャケット仕様)

 

 若い頃この曲を聴いて、枕を涙に濡らした夜がありました。

 それでは、今日はこれで終わりです。お休みなさい。

alone