MIDNIGHT HERO

デラシネのブログ。明日へむかって。

ふたりぼっちの歌。

本日は、ディスクブログ、第8回目となります。

前回ひとりぼっちの歌特集をやったのですが、今回はふたりぼっちの歌の特集をやります。

では、「ふたりぼっち」という言葉の原典である、この曲から。

もらい泣き       一青窈

もらい泣き 一青窈 - 歌詞タイム


もらい泣き   一青窈

もらい泣き

もらい泣き

もらい泣き

もらい泣き

 

一青窈のデビュー曲です。このバツグンの詞のセンスと曲の良さがマッチして、一躍一青窈をメジャーにしました。

歌詞を引用しようかと思ったのですが、頭からサビに至るまで寸分の無駄もない、見事な歌詞です。引きこもりの「夜光虫」の心情を歌ってヒットしたのは、この曲くらいじゃないでしょうか。時代を捉えるセンスが光ってますね。いい曲です。ふたりきりの曲といえば、まずラヴソングなのですが、これは違っている。男女の恋愛とは無縁なところで、確実に時代の様相をキャッチしてます。

 

次の曲も、佳曲で絶対の名曲です。1980年代、佐々木好という女性シンガーがいました。そのファーストアルバム収録曲。

君と      佐々木好

心のうちがわかればいいのに

心のうちがわかればいいのに

 

 これは、何回聴いたかわからないくらい聴きました。ニコニコ動画のメドレーを聴いてもらえば、その素晴らしさは納得してもらえると思います。

 彼女が登場したのは、1980年代初頭。若者たちは好景気の中で浮かれ、ディスコが流行し、真剣に生きること、人生を語ることは暗いと嘲られ、ネクラという言葉が日本中にはびこっていました。日本の音楽シーンはバンドブームに沸いていた。時代が彼女の真価を認めなかったのです。

彼女は、北海道の人なんですね。だから、この歌詞には、北国生まれの彼女の原風景が見える。

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                                                                                     君と           詞 ・曲    佐々木好

 

私は、当時、1983年頃だったと思いますが、佐々木好さんのコンサートに行ってるのです。会場は、京都のビブレホールだったと思います。今から思えば、なんというプレミアムなお宝ライブだったことか。私はラッキーだった❗️

オープニングは、確か「春」だったと思います。MCは少なくめで、坦々と曲が続きました。

印象的だったのは、森昌子の「 越冬つばめ 」をカバーして歌われたこと。この音は、今でも耳に響いてます。佐々木好のオリジナルのように、好さんにぴったりの曲でした。もちろん、他のオリジナル曲も素晴らしかった。

京都ビブレホールは、1983年、京都の河原町ビブレとしてオープンし、まだ間もない頃だったのですね。ネット情報では、その後、尾崎豊や XJAPAN もやってるみたいです。今はもう閉店しているそうです。

佐々木好さんは、5枚のアルバムをメジャーレーベルからリリースしたあと、目立った活動はなく、弟さんによると「姉はお嫁に行きました」という書き込みをネット上で、見かけました。真偽のほどはわかりませんけど…。

 次の曲。これも名曲。

おまえとふたりきり    エレファントカシマシ

おまえとふたりきり - エレファントカシマシ - 歌詞 


おまえとふたりきり  エレファントカシマシ

エレカシ、一番のバラードの名曲だと思います。

口ずさみやすいメロディ、どこか郷愁を感じさせる歌詞。聴いて損はないです。

これは「愛と夢」というポニーキャニオン時代のアルバムの曲です。

このアルバムは、故・佐久間正英さんのプロデュースしたなかでも、名盤です。

とにかく私の中では大好きなアルバムベスト10には入りますね。

おすすめです。

 

これは、ある意味、道行きものです。行く先が、あの世になると、男と女が行くあてもなく、遠いところへ逃れてゆくという歌が、近松門左衛門の心中ものへと進んでいきます。

次の曲。これもまた、超のつく、折り紙つきの名曲。

スローバラード        RCサクセション

スローバラード / RCサクセションの歌詞 |『ROCK LYRIC』


 これは何も言うことはないです。聴いていただければ、この曲の素晴らしさはわかるはず。最初に発売 されたときは、「シングルマン」というアルバムの中の曲で、アルバムが廃盤になってしまったのですが、RCのブレイクとともに再発され、ジャケットの帯に「こんな素晴らしいレコードを廃盤にしていて申しわけありません」と書かれていました。

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スローバラード

スローバラード

スローバラード

スローバラード

 


New Car - Interior

 では次の曲。ここからは、完全に男女の道行きの歌に入っていきます。 

 二人静        中森明菜

二人静 中森明菜 - 歌詞タイム

二人静(ふたりしずか)-「天河伝説殺人事件」より

二人静(ふたりしずか)-「天河伝説殺人事件」より

 

二人静」という能があるんですね。まずタイトルがいい。そして、愛しすぎたから、殺してしまう、という究極の愛。これを、サラリと演じ切ってしまう、中森明菜。大好きです。

次も、そんな曲。

天城越え     石川さゆり 

天城越え 石川さゆり - 歌詞タイム


天城越え 石川さゆり 

天城越え

天城越え

 これは、中森明菜もカバーしてます。

誰かに取られるくらいなら   あなたを殺していいですか。

これですね。男は、罪作りしてはいけないよ、という戒めの歌かもしれませんね(笑)。「天城越え」というのは、もともと松本清張の小説のタイトルなんですね。でも、見事な本歌取り、女の究極の情念の歌、これに如かず、です。

次の曲。これも、バラードの名曲。

身も心も       ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

身も心も - ダウン・タウン・ブギウギ・バンド - 歌詞


DTFBWB リバイバル’87

身も心も

身も心も

 

 これもダウン・タウン・ブギウギ・バンド、最高のバラードです。

学生の頃、宇崎竜童がフジテレビで「夜はたまたま男だけ」という番組のMCをやっていて、ひとりの親友と、この曲を歌っているのを聴いた思い出があります。私は初めて聴いた曲だったのですが、シビれました。それ以来、宇崎竜童の曲を聴くようになりました。そのとき、一緒に聴いた親友は、30代の若さで早逝しました。私には、その悲しみとともに甦ってくる曲です。

Sunset light / Luz del atardecer

 次の曲。

漁り火       N.S.P

漁り火 NSP - 歌詞タイム

 

 

 かつて、NSPというグループがいました。たくさんの佳曲を残して、天野滋は逝ってしまった。この曲も、彼の曲です。

それでは、次の曲。

OLIVE        レベッカ

 OLIVE / レベッカの歌詞 |『ROCK LYRIC』 


レベッカ オリーブ

これは、家出した少女の歌ですね。次の歌詞がふたりの今を象徴してます。

それからのふたりは   毎日がキャンプしてるみたいで

OLIVE

OLIVE

POISON

POISON

 

 それでは、最後の曲です。道行きものの、最高傑作だと思うのですが。

時の過ぎゆくままに       沢田研二

時の過ぎゆくままに / 沢田研二の歌詞 |『ROCK LYRIC』

時の過ぎゆくままに

時の過ぎゆくままに

時の過ぎゆくままに

時の過ぎゆくままに

 

沢田研二の歌で、阿久悠作詞、大野克夫作曲 コンビの最初となった曲です。テレビドラマ「悪魔のようなあいつ」で沢田研二が、3億円事件の犯人役をやったのです。当時は、沢田研二がとにかく一番、脂が乗っているときで、カッコよかったです。萩原健一と、いい勝負でした。

この詞は、3億円の犯人役の沢田の、退廃的刹那的な生き方とぴったりマッチして、最高でした。ドラマ中で、沢田がクラブ歌手の仕事をしていて、この曲を歌うシーンもあって、日本のジェームス・ディーンは、ジュリーかショーケンか、という時代でしたね。

このドラマの原作は、阿久悠の親友であった漫画家、上村一夫です。

 さて、いかがでしたか?

 本日は、これからどうなってしまうのだろう、というふたりの歌の特集でした。

名曲揃いですから、どれかお気に入りが見つかったはずです。

それでは、このへんで。お休みなさい。

 

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