MIDNIGHT HERO

デラシネのブログ。明日へむかって。

放送禁止歌の名曲選。

 今回は、放送禁止歌の特集です。

放送禁止歌については、優れたフジテレビのドキュメンタリーがありますので、それを見てもらうとよくわかると思います。


森達也『放送禁止歌』ドキュメンタリー (1/6)

 これは書籍化もされてます。興味のある方はどうぞ。

 

 

要は、放送禁止歌というものは、あくまでも日本民放連盟の作った「要注意歌謡曲指定制度」というガイドラインに過ぎず、法的拘束力はおろか何の強制力もないということです。しかし、そういう曲の中には未だ、自主規制されているものも多く、実際に放送されなかったり、CDから外されたりする曲があるのです。

 理由もわからず放送禁止になって、それはガイドラインのどこに該当するのかも、よくわからない。そういう曲だからこそ、聴いてほしい名曲は、たくさんあるのです。

 まずは、1曲目。

イムジン河     フォーククルセダーズ

イムジン河 ザ・フォーク・クルセダーズ - 歌詞タイム 


イムジン河 フォーク・クルセダーズ

イムジン河

イムジン河

 

 この曲は、先ほどのドキュメンタリーにもありましたが、政治がらみなんですね。この曲の解説は、下のサイトに詳しいです。でも、北と南に戦争のために分裂した国の人々の悲しみを、これほど哀切に歌っている歌はない。なぜ、歌ってはいけないのか?   当時、加藤和彦は憤りを覚えたと思いますよね。

www.tapthepop.net

次の曲。これも、哀しく、愛おしく、切ない名曲です。

チューリップのアップリケ    岡林信康

チューリップのアップリケ歌詞


チューリップのアップリケ/岡林信康

チューリップのアップリケ

チューリップのアップリケ

 これは、もう20年近く前に桑田圭祐が、「歌謡サスペンス劇場」というライブでカバーしているのを、民放のテレビでやっていました。ということは、もう解禁なのでしょう。大竹しのぶなども歌ってるみたいですね。

当時、放送禁止とされた理由は、お父ちゃんが靴職人で、この職業が被差別部落の人間であることを想起させる、とされたからのようです。

このときの桑田圭祐のカバーには、本当に感動しました。一人紅白の前からこういうカバーをやっていたんですね。

それでは次の曲。 

  ペニーレインでバーボンを     吉田拓郎

ペニーレインでバーボンを / 吉田 拓郎 の歌詞 


吉田拓郎「ペニーレインでバーボン」

この曲は、未だにCBSソニー自主規制しており、CD化もされていません❗️

この名曲が、です。ですから、音楽配信サイトや配信サービスにも、この曲が収録されたアルバム名を謳っていながら、この曲が入っていないのです。

この会社が25年ほど前に、CD選書というシリーズで、過去の名盤をCD化したことがありました。そのとき、私はショップで「今はまだ人生を語らず」のCDを手にして、当時はまだ金がなかったから、この次来たら買おうと思って、翌々日、ショップに行ったところが、なかったのです。そのときは、売り切れか、とあきらめ、事の真相を知らないまま、入荷を待っていたのですよ。ところが、待ちあぐねて、やっと出たのは、「今はまだ人生を語らず」ではなく、「吉田拓郎ベストコレクション」というCDでした。なぜだ、なぜ? 「元気です」「お伽草子」「LIVE'73」はあるのに、なぜ?  実は、CDは発売わずか数日で、店舗から自主回収され、再び日の目を見ることがなかったのです。その理由は、次の歌詞。

"テレビはいったい誰のためのもの   見ているものはいつも つんぼさじき"

この、つんぼさじき、が原因だったのです。なぜ?  なぜ?

障害者の方々への配慮??    これが配慮??

2006年のつま恋で、拓郎が1曲目に歌ったときは、「つんぼさじき」は「蚊帳の外で」に置き換えられていました。まあ、このときは天下のNHKが生中継していたので、仕方がないとしても…。

ここで私の矛先はレコード会社に向かうのです。CBSソニーの腰抜け、CDくらい堂々と出せよって‼️

 YouTube にアップしてくれた人、ありがとう。

f:id:FOREVERDREAM:20170619221746j:plain

 上が代わりに発売されたCD。いまだに悔しい。

今はまだ人生を語らず

今はまだ人生を語らず

 

 上が瞬時に回収されたCD。このアマゾンのレビューを読んでみて下さい。みんな想いは同じです。

 

では次の曲。

ラヴミーテンダー     RCサクセション

ラヴミーテンダー / RCサクセション の歌詞    


Love Me Tender -The Timers-

ラヴ・ミー・テンダー

ラヴ・ミー・テンダー

カバーズ

カバーズ

 

 これは、反核・反原発の歌ですね。それが、なぜ放送禁止になってしまうのか?  

不思議ですねぇ。忌野清志郎は、福島をちゃんと警告していたんです。このアルバムの「サマータイムブルース」もそうですね。政治的なプロテストソングがみんな放送禁止になってしまったら、日本は言論の自由の無い国になってしまう。もう、なってしまったのか?

サマータイムブルース     RCサクセション

サマータイム・ブルース / RCサクセションの歌詞 |『ROCK LYRIC』

サマータイム・ブルース

サマータイム・ブルース

  • provided courtesy of iTunes 


SUMMER TIME BLUES (原子力はもういらねぇ!)

  では、最後の曲です。

 名もなき詩  Mr.Children

名もなき詩 Mr.Children - 歌詞タイム

名もなき詩 mr.children


Mr.Children「名もなき詩」Mr.Children "HOME" TOUR 2007 ~in the field~

これは、言うまでも無いミスチルの名曲です。

この歌詞も、当初問題になりました。

"僕はノータリン"  の歌詞が、テレビドラマの主題歌であったにもかかわらず、ドラマでは歌詞を差し替えて使われました。

桜井は、1996年のミュージックステーションで、歌詞テロップを無視して、原歌詞のまま歌ったそうです。

しかし、NHK「SONGS」では、ノータリンとテロップも出て、歌詞どおり歌っていました。時代が変わったということでしょうか?

NHKで、ノータリンがよいならば、CBSソニーは、拓郎のCDをなんで出さないのか?  自主規制にもほどがあるとは思わないか?  拓郎に差別の意図がなかったことは明白ではないか?

(ちなみに、そのNHKの動画をここにアップしていたのですが、たちまち削除されてしまいました。)

名もなき詩

名もなき詩

名もなき詩

名もなき詩

 

 まだまだ、こんな憂き目にあった曲はあるのです。

ですが、今日はこのあたりで、やめておきましょうか。

みなさん、どう思われますか?  ご意見お待ちしてます。

それでは、お休みなさい。              

I AM NOT THE ONLY ONE - The days after the umbrella revolution